「Stations(接続先)」画⾯の右下の「+」をタップして新規の通信先の設定を作成・追加します。
新規作成されたステーションの初期設定は現在ロード中のステーション設定がコピーされます。
新たに作成された設定は「名称未設定」として作成されますので、新しい名称を設定してください。
名称を設定しない設定は保存されない為、必ず最初に新たな名称を設定する必要があります。
ここでは「Studio 1」という名称を設定しています。
ストリーミング(Streaming)
プロトコル
以下のプロトコルの設定が可能です。
RTP: シンメトリック RTP ストリームを送受信するシンプルなプロトコルを使⽤します。
SC-RTP: 上記と同じく、 RTP を使⽤しますが、使⽤可能なすべての利⽤可能のネットワークインターフェースで同じストリームを送信します。その為、4G と WIFI 接続がある場合、LUCI は 2 つのストリームを送信します。これにより、仮にどちらか 1 つの接続が切断されても、Studio 側はもう⼀⽅の接続から受信し続けます。
更に、ネットワークインターフェースとスタジオが対応している場合には、LUCI は IPV4 と IPV6 を介したストリームの送信もおこないます。
SIP: G711、G722 などのフォーマットと組み合わせて使⽤して、標準の VOIP 機器に接続できます。 または、AAC-HE や MP2 などの他のコーデックを使⽤して、他の SIP 準拠コーデックに接続します。
Shoutcast: Shoutcast インターネットラジオのソースとして使⽤する場合に利⽤できます。
Icecast: Icecast インターネットラジオのソースとして使⽤する場合に利⽤できます。
続けて「接続先情報」「ポート」「Stun(SIP プロトコルのみに使⽤)」を⼊⼒します。
接続先情報
RTP: IP アドレスまたは URL を使⽤します。(例: 83.163.21.56 または echo.lucilive.com)
SIP: 「コーデック」@「Sip Server アドレス」の形式で⼊⼒します。
(例:echo@iptel.org または 102409@167.45.7.234 または 102.78.90.45)
Shoutcast/ Icecast: IP アドレスまたは URL を使⽤します。
(例:83.163.21.56 or shoutcast.lucilive.com)
ポート
使⽤するポート番号を⼊⼒します。
Stun
必要な場合、SIP を選択した場合のみ表⽰されます。
IP アドレスまたは URL を使⽤します。(例:83.163.21.56 or stun.iptel.org)
「完了」をタップすると「新規の通信先設定」に戻ります。
プロトコルに「SIP」「Shoutcast」「Icecast」を選択した場合はログイン情報を設定します。
「パスワード」などの項⽬をタップすると「Credentials」が表⽰されます。
Credentials
Default user
「設定」>「Ship サーバーの設定」で設定した情報を使⽤する場合に有効にします。
ユーザー名:ログインする際のユーザー名を⼊⼒します。
SIP、Shoutcast、または Icecast サーバーにログインする場合にのみ、必要となります。
パスワード:ログインする際のパスワードを⼊⼒します。
Audio
コーデック
スタジオへの送信ストリーム⽤コーデック形式を選択します。
以下の形式から選択可能です。
AAC-ELD、AAC-ELDV2、AAC-HE、AAC-HE v2、AAC-LD、AAC-LD
G.711 A-Law、G711 u-Law
G.722
Linear 16 bit、Linear 24 bit
MP2
Opus Audio、Opus Low Delay、Opus Voice
ULCC、ULCC-S
ビットレート
初期設定では 64 kbps に設定されています。
発信ストリーム⽤の設定で選択されたコーデックにより選択可能な値が異なります。
固定バッファ(jitter buffer)
初期設定では 100 ms(WiFi)/ 200 ms(3G)に設定されています。サポート可能なバッファサイズは WiFi および 3G で 10 ms から 500 ms となります。これは、RETURN ストリームに使⽤するジッターバッファで、スタジオへの送信ストリームには影響ありません。
変動バッファ(こちらは必ずしも設定の必要はありません。)
ストリーミング中にソフトウェアが⾃動的にドロップフリー接続を取得するために必要なバッファを指定します。これは、通常のジッターバッファ設定(たとえば 50 ms)を可能な限り最⼩にし、⾃動的にジッターバッファサイズを設定します。 可能な範囲を設定します。(たとえば 200 ミリ秒の場合、⾃動的に設定されるバッファは 50〜250 ms となります。)0 ms と設定した場合は機能がオフになります。
サポートされているコーデックとビットレートの概要
AAC mono > 56 ‒ 256 kbps | L24 mono > 1280 kbps |
AAC stereo > 96 ‒ 384 kbps | L24 stereo > 2116 kbps |
AAC-ELD mono > 18 ‒ 64 kbps | MP2 mono > 40 ‒ 192 kbps |
AAC-ELD stereo > 32 ‒ 128 kbps | MP2 stereo > 112 ‒ 256 kbps |
AAC-HE mono and stereo> 12 ‒ 64 kbps | Opus Audio mono > 18 ‒ 192 kbps |
AAC-HE v2 stereo > 18 ‒ 64 kbps | Opus Audio stereo > 64 ‒ 384 kbps |
AAC-LD mono > 50 ‒ 192 kbps | Opus Low Delay mono > 18 ‒ 64 kbps |
AAC-LD stereo > 76 ‒ 384 kbps | Opus Voice mono > 18 ‒ 64 kbps |
G.711 A-Law mono > 64 kbps | ULCC mono > 252 kbps |
G.711 u-Law mono > 64 kbps | ULCC stereo > 492 kbps |
G.722 mono > 64 kbps | ULCC-24 mono > 276 kbps |
L16 mono > 705 kbps | ULCC-24 stereo > 540 kbps |
L16 stereo > 1058 kbps | ULCC-s mono > 51 kbps |

チャンネル
初期設定ではモノラルに設定されています。
ステレオで放送したい場合には、ステレオを選択します。
「接続先(ステーション)」の設定の「ストリーミング」でサポートされます。
ビット数 bit depth
初期設定は 16 bit となっています。サポート可能なビット数は8、16、24 となります。
⾃動録⾳
「⾃動録⾳開始」は初期設定ではオフに設定されています。オンに設定されている場合、ステーションとライブ接続時に⾃動的に録⾳が⾏われます。
Push to Talk
トークバック機能を使⽤する場合にオンにします。
サンプルレート
初期設定は 48 kHz に設定されています。
ここで指定した値が出⼒するストリームのコーデックのサンプリングレートとして設定されます。