StudioLiveシリーズIIIミキサーでは、サポートされるMacであれば、AVBのレコーディングとプレイバックが可能です。
1台のコンピューターでStudioLiveのコントロールとレコーディングを行うことが可能、またはレコーディング用に1台、コントロール用に1台という形でも運用可能です。
NOTE: 現時点でAppleはAVBのCoreデバイスとして接続できるコンピューターは1台のみサポートしています。Mac OS内蔵のAVBユーティリティ、AVDECCを使うことで、より高度なルーティングが可能です。MacをエンドポイントとしたAVBネットワークに関しての情報はこちら(英文)をご参照ください。
- StudioLive Series III: Can I use AVB Network Audio with my computer?
- Series III AVB Ecosystem AVDECC Controller Guide
必要なもの
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StudioLive シリーズ III ミキサー
- OSX10.10以降のインストールされたAVB対応のMacコンピューター。Thunderboltポートの搭載されたMacがAVBをサポートしています。
- コンピューターにオンボードのイーサーネットポートが搭載されていない場合、Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタが必要です。USB to EthernetアダプターはAVBをサポートしていません。
NOTE: OSXは接続されたAVBデバイスをローカルCore Audioデバイスとして認識するため、AVDECCを使用しない場合、StudioLiveシリーズIIIコンソール、StudioLive IIIラックミキサーからステージボックスモードでのAVBレコーディングはサポートされません。
接続方法
UC SurfaceやQ Mix-UCを使用してリモートコントロールを行うためには、ミキサー背面のControlポートから直接、コントロール用のデバイスに接続する必要があります。 またはControlポートからワイアレスルーターに接続し、コントロール用デバイスと同じネットワークにアクセスできるようにしてください。
単純に1台のミキサーと1台のコンピューターという構成以上のシステムが必要な場合には、AVBスイッチを使用することで、より大規模なAVBネットワークをAVDECCで構築することが可能です。
Note: StudioLiveシリーズIIIミキサーはオーディオネットワークの接続ではリモートコントロールすることはできません。
Macでの設定
1. プリケーション→ユーティリティ→「Audio MIDI設定」を開きます。
2. ウィンドウ→ユーティリティ→「ネットワーク装置ブラウザを表示」を選択します。
3. StudioLive 32の横のチェックマークを入れてCore Audioデバイスとして有効にしてください。(少し時間がかかります。)
NOTE: OSXは接続されたAVBデバイスをローカルCore Audioデバイスとして認識するため、AVDECCを使用しない場合、StudioLiveシリーズIIIコンソール、StudioLive IIIラックミキサーからステージボックスモードでのAVBレコーディングはサポートされません。StudioLiveミキサーがAudio MIDI設定で有効になった状態のMacをAVBネットワークに接続するだけで、ステージボックスモードに必要なAVBルーティングに割り込みをしてしまいます。
4. コンピューターとStudioLiveシリーズIIIミキサーが接続されると、Audio MIDI設定画面に、Core Audioをサポートするソフトウェア (Studio One, Pro Tools, Logic等)から選択可能なデバイスとして表示されます。
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