MusicXMLは、楽譜作成ソフトウェア共通のファイル形式です。この形式でファイルをエクスポートすることにより、Finaleファイルを他ソフトウェアに読み込んだり、またはその逆が可能となります。
この記事では、FinaleファイルをMusicXMLにエクスポートする方法を紹介します。これには一つひとつのファイルをエクスポートする方法と、複数のファイルを1回の処理でエクスポートする方法があります。
(1)個々のFinaleファイルをMusicXMLにエクスポートする
一つのFinaleファイルをMusicXMLにエクスポートするには、次の手順に従います。
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ファイル>エクスポート>MusicXMLを選択します。Finder(Mac)またはファイル・エクスプローラー・ウィンドウ(Windows)が表示されます。
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覚えやすいMusicXMLファイルの名前と保存先を選択し、〔保存〕をクリックします。
【注意】他のファイルと同様に、MusicXMLファイルも時間の経過とともに破損する傾向があります。作業内容が失われないように、ファイルを複数の場所に保存することをお勧めします。
(2)エクスポート・サブメニューを使用して、複数のFinaleファイルをMusicXMLにエクスポートする(Finale v25、v26、v27)
Finaleの新しいバージョンでは、エクスポート・サブメニューを使用してFinaleファイル(.musx および .mus) をMusicXMLファイルに一括エクスポートできます。
【注意】このプロセスでは、Finaleファイルの現在のバージョンが変更されたり、消去されたり、その他の影響を受けることはありません。すべてのファイルについて、MusicXMLファイルが新規作成されます。
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変換したいFinalファイル(.musx および .mus)を1つのフォルダに移動します。
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Finaleを起動し、起動ウィンドウが表示されたら閉じます。
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ファイル>エクスポート>MusicXMLファイルへの一括変換を選択します。Finder(Mac)またはファイル・エクスプローラー・ウィンドウ(Windows)が表示されます。
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変換するFinaleファイルを含むフォルダを選択し、〔OK〕(Windows)または〔開く〕(Mac)をクリックします。
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「Finaleファイルと同じ名称のMusicXMLファイルが既に存在します。上書きしますか?」というダイアログ ボックスが表示されますので、〔はい〕をクリックします。
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MusicXMLエクスポートの進行状況を示す進行状況バーが表示されます。処理が完了すると進行状況バーが消え、手順4で選択したフォルダに新しいMusicXMLファイルが保存されます。
【Windows版のメニュー】
【Mac版のメニュー】
(3)Doletプラグインを使用してFinaleファイルをエクスポートする (Finale 2014以前)
Finale 2014より前のバージョンでは、Finaleファイル (.musx および .mus) をMusicXMLファイル (.mxl、.musicxml、および .xml)に変換するために、Doletと呼ばれる追加のプラグインを使用する必要があります。
Doletプラグインの詳細と入手については、以下のリンクをクリックしてください。
【注意】この方法でのMusicXML生成は弊社テクニカル・サポートの対象外となります。予めご了承下さい。