StudioLiveシリーズIIIのAVB機器で、ネットワークオーディオのドロップ/ノイズが発生する場合のトラブルシューティング
ファームウェア
すべての機器が最新のファームウェアにアップデートされていることを確認します。
- StudioLiveシリーズIIIコンソール (StudioLive 32SC, 32SX, 32S, 64S, 16, 24, 32)
- StudioLiveシリーズIIIラックミキサー (StudioLive 16R, 24R, 32R)
- NSBシリーズ (NSB 8.8, 16.8)
- SW5E
- EarMix 16M
ネットワーククロック
メインのStudioLiveシリーズIIIで、Home - System - Network Clockが "Internal" (マスター)に設定されていることを確認します。
ネットワーククロックのマスターは同一システム内で1台のみです。他のコンソール、ラック、その他のAVB機器では "Network Stream"に設定してください。
NSBのクロックはデフォルトで "Network Stream"になります。NSBは、出力ソースが割り当てられることでクロックの受信を開始します。
AVBネットワーク内のすべての機器は、Internalに設定されたStudioLiveからAVBストリームを受信して同期させることを推奨します。
ステージボックス/リモートIOの設定
ステージボックス/リモートIOのクロック設定は、Home - Audio Routing - Remote I/O Setupで設定します。
- NSBステージボックス -
Remote I/O Setup (ファームウエア2.4以前ではStagebox Setup)で、NSBに少なくとも1つのOutput Sourceが割り当てられてることを確認します。NSBに適切なネットワーククロックを送るためには、Output Sourceを割り当てる必要があります。
StudioLiveシリーズIIIのRemote I/O SetupでNSBを選択したときに、NSBの横に緑の四角が表示されることを確認します。クロックが供給され、接続が確率されると、画面上のRemote I/O Setupの右上にあるNSBの名前の横に、緑色の四角が表示されます。同時にNSB本体の前面にあるランプが青く点灯します。
- StudioLiveシリーズIIIラックミキサー -
* ステージボックスモードの場合
StudioLiveシリーズIIIコンソールのRemote I/O Setupで、ラックミキサーを選択してApplyを押すと、シリーズIIIラックミキサー名前の横に緑の四角が表示されることを確認します。
* モニターミックスモードの場合
Applyを押した後、StudioLiveシリーズIIIコンソールのRemote I/O SetupでStudioLiveシリーズIIIラックミキサーを選択したとき、その横に緑の四角が表示されることを確認します。
Universal ControlまたはUC Surfaceで、StudioLiveシリーズIIIラックミキサーの "System"(右上の歯車アイコンをクリック)にある "Network Clock"が "Network Stream"になっていることを確認します。
* スタンドアロンでFOHのStudioLiveシリーズIIIコンソールに接続
Universal ControlまたはUC-Surfaceで、StudioLiveシリーズIIIラックミキサーの "System"にある "Network Clock "が "Network Stream "に設定されていることを確認します。
スタンドアロン時は、接続しているStudioLiveシリーズIIIラックミキサーからStudioLiveシリーズIIIコンソールにAVBストリームを少なくとも1本(8チャンネル)送信するように設定します(シリーズIIIコンソールでAVBストリームを使用していない場合も同様です)。FOHの"AVB Send"は、接続されたStudioLiveシリーズIIIラックミキサーの"Input 1-8"に割り当てる必要があります。これにより、ネットワーク上でクロックは完全に送受信されます。"Network"タブで"AVB Inputs"ストリームで割り当てます。
- StudioLiveシリーズIIIコンソール -
* モニターミックスモードの場合
StudioLiveのRemote I/O Setupで、Applyを押した後にStudioLiveシリーズIIIコンソールを選択したとき、名称の横に緑の四角が表示されていることを確認します。
StudioLiveシリーズIIIの "System"にある "Network Clock"が "Network Stream"になっていることを確認します。
* スタンドアロンでFOHのStudioLiveシリーズIIIに接続
StudioLiveシリーズIIIの"System"にある "Network Clock"が"Network Stream"になっていることを確認します。
スタンドアロン時は、StudioLiveシリーズIIIコンソールにAVBストリームを少なくとも1本(8チャンネル)送受信することを推奨します。このストリームは"Network"タブで"AVB Inputs"ストリームで割り当てられます。
ケーブル配線
ドロップアウト/ノイズが発生する要因の一つとしてイーサネットケーブルがあります。
- Cat5eまたはCat6のケーブルを使用していることを確認します。
* シールド付きケーブルをおすすめします。
* Ethercon社のロック機構付きケーブルをおすすめします。
- すべてのイーサネットケーブルをテストし問題がないこと、また、別のケーブルに交換することで改善が見られるかを確認します。
電源
- StudioLiveシリーズIII機器すべてに、クリーンで安定した電源が供給されていることを確認します。
- StudioLiveシリーズIII機器すべてが、適切に接地されていることを確認します。
- 電源コンディショナーを使用することで安定した電源を供給することができます。
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もし上記で解決できない問題がありましたら、以下の窓口からお問い合わせください。
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