Q. Finaleにはさまざまな入力方法がありますが、どれを使うのがお勧めでしょう?
A. シチュエーションによって入力方法を使い分けるのが、作業の効率化のコツです。基本的には「高速ステップ入力」を使用して最初のフレーズをざっと入力し、その後に必要に応じて「ステップ入力」で細かな修正を行うのが良いでしょう。
「高速ステップ入力」は、マウスを使わずキー操作のみで入力が可能なため、少し慣れればかなりの速さで音符や休符を入力することができます。これには、パソコンのキーボードのみを使用する場合と、MIDIキーボードを併用した場合の2種類があります。
前者は特別なデバイスを必要とせず快適入力を可能とするFinaleならではの方法で、外出先などでノートパソコンのみで作業する場合に便利です。(通勤・通学の電車内など、隙間時間で作業をする人には特にお勧めです!)
1.パソコンのキーボードのみを使用する場合
1−1.通常の音符を入力
基本的に(1)上下矢印キーでピッチを指定、(2)数字キーを押す、という流れで音符を入力していきます。
数字キーは下図に示すように、例えば八分音符=「4」、四分音符=「5」、二分音符=「6」のように割り当てられています。
(解説動画:40秒)
1−2.連符を入力
楽譜作成ソフトウェアでは面倒に思える連符の入力も、Finaleは簡単にできるようにデザインされています。
高速ステップ入力を使うのがお勧めで、操作はCtrlキー(Macはaltキー)を押しながら連符の数字を押すだけで、連符入力モードになります。
例えば三連符の場合は〔Ctrl + 3〕です。
(解説動画:36秒)
シャッフル の入力など、音価が混ざった連符を入力する方法は、以下の動画の0:37あたりをご覧ください。
(解説動画:1分4秒)
1−3.和音を入力
パソコンのキーボードだけを使う場合、ピッチは上下矢印キーで指定するという仕様上、和音を一度の操作で入力できません。
以下の方法を使えば、入力済みの音符に和音を重ねたり、特定の音を削除することは可能です。
音を追加/削除する箇所にカーソルを合わせてキーを押すというものですが、どのキーを押すかはOSにより異なります。
【Windows】追加:「enter」、削除:「Backspace」
【Mac】追加:「fn」+「return」、削除:「shift」+「delete」
しかし、これらはあくまで入力済みの音に対して行う作業なので、一度の操作で任意の和音を入力したい場合は、後述するMIDIキーボードの併用が便利です。
(解説動画:24秒)
2.MIDIキーボードを併用した場合
基本的に(1)MIDIキーボードで入力したい音のキーを押す、(2)パソコンの数字キーを押す、という流れで音符を入力していきます。
数字キーの役割は上記のパソコンのキーボードのみを使用する場合と同じです。
MIDIキーボードを接続できる作業環境が必要ですが、パソコンのキーボードのみを使用する場合と異なり、こちらは和音を一度の動作で入力できるという利点があります。
(解説動画:37秒)
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もし上記で解決できない問題がありましたら、以下の専門窓口にお問い合わせください。
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