RTP ストリームがスタジオのルーターまで到達したら、 LUCI STUDIO が実行されている PC にストリ
ームを送信する必要があります。上の図の例では LUCI STUDIO を実行している PC の IP は
192.168.1.100 、ポート 5010 で受信待機状態となっています。この場合、 192.168.1.100 、ポート 5010 で
受信するストリームを転送するよう設定する必要があります。
*一般的にはルーターのポート転送と呼ばれています。
こちら (英語サイト)も参考にしてください。
設定例
(用語)
WAN = 広域ネットワーク( Wide Area Network 、いわゆるインターネット)
LAN = ローカルエリアネットワーク( Local Area Network )
IP アドレス = インターネットプロトコルアドレス( Internet Protocol Address )
ポート(Port )= 送信元と送信先の番 号 (TCP/UDP プロトコル )
ポート転送( Port Forwarding) = パケットのアドレスを新しい宛先に変換する
ルーターを介してインターネットに接続されている外部デバイスから内部ネットワーク上のPC に転送を設定する必要があります。上記の図の例では外部デバイスは LUCI LIVE を実行している iPhone です。
また、 iPhone は 4G 回線を経由してインターネットに接続され、受信側のルーターには ADSL を経由し
てインターネットに接続しています。そして受信する PC で LUCI STUDIO が実行されています。
この例ではルーターのWAN 側の IP アドレスは 82.161.163.12 、LAN 内でのデバイスの IP アドレスは
192.168.1. x となっています。最後の値は LAN 内のそれぞれの デバイスを特定するための値です。
( 1、100 や 115 など)
外部から内部ネットワーク内の特定のPC に接続するには、ルーターをで、着信する信号を適切に転送設定する必要があります。そのため、ルーターはポート番号を使用します。 UDP 送信がポート 5010 を経由して正しい IP にて送られるよう設定します。( 上記の例では 192 .168.1.100 に送られるように設定します。)
正しく設定が完了すれば、ルーターは82.161.163.12 に届くすべてのデータを設定したアドレス
( 192.168.1.100 )に 5010 ポートを経由して転送します。また、返信信号はルーターを経由して iPhone
に返されます。
ご利用いただいているルーターによりそれぞれ 管理画面 が異なります。いずれもポート転送の設定は可能ですが、各メーカーにより異なりますので、詳細はネットワークの管理者やルーターのマニュアルなどでご確認ください。
注意:UDP プロトコルのみをポート転送する必要があります。
注意:設定しているポートが他の転送ルールで使用されていないことを確認してください。